こんにちは、ハルノカゼです。
先日、たつき諒さんという元漫画家の方の著作を基に「7月5日に日本で大災難が起こる」という情報がSNSなどで大きく拡散されて、ちょっとした騒動になりましたね。
「占い」とは少し違うものですが、この件についてみなさんはどう思われましたか?
「予言騒動」の真相は?
まず整理しておきたいのは、たつきさん本人の認識です。
著作のあとがきに「次にくる大災難の日は2025年7月5日」と明記されていたということですが、これはたつきさんご本人が書かれたものなのか、編集担当の方が書かれたものなのかは不明です。
ただ、ご本人は「予言」とは一言も言っていないとのことですし、「こういう夢を見た」という個人的な体験が一人歩きしただけのようですね。
ご本人はとっくに漫画家を引退されています。
情報リテラシーの問題も
一方で、ネット上では興味深い議論も見られました。
「他人の見た夢をわざわざ信じておいて、外れたら『虚偽だ!デマだ!不安を煽った!』と騒ぎ立てるのは、勝手にそれを信じた自分のリテラシーの問題ではないか」
という批判的な意見もあったようです。
確かに、星座占いや夢占いが外れた時に、占い師や占い本に「不安を煽られました!虚偽の情報でした!」って怒鳴り込むのは、ちょっと筋違いな気がしますよね。
占いを信じる?信じない?
あなたは「占い」というものを信じていますか?
私自身は、占いに対して中立な立場で考えています。あまりに信じすぎてしまうと問題を生じることがあるように感じるからです。
でも、信じることは悪いことではないとも思います。
占いの現実的な4つの効用
占いは科学的根拠が薄い場合があるものの、実は現実的な効用があると考えられています。
1.心理的な安心感
不安な時に「大丈夫」と言ってもらえることで、心が軽くなりますよね。
2.自己理解の促進
「あなたはこういう性格」と言われることで、自分を客観視するきっかけになります。
3.行動の後押し
「今日は積極的に行動すると良い」というアドバイスで、一歩踏み出す勇気をもらえます。
4.ストレスの軽減
悩みを誰かに聞いてもらえる、という安心感がストレス軽減につながります。
占いの限界を理解する
ただし、占いには限界もあると思っています。
生まれた日付だけでその人の運命がすべて決まってしまうとしたら、同じ日に生まれた人全員が同じ運命を辿るという、ちょっと考えにくい状況になってしまいますよね。
だから、あまり信じすぎてしまうのは考えた方が良さそうだとも感じます。
ちょうど良い距離感とは
では、占いとはどんな風に付き合うのがベストなのでしょうか?
私は、「自分の感情処理の一部を占いに担ってもらっている」くらいの付き合い方がちょうど良いのではないかと感じます。
占いを上手に活用する4つのコツ
① 心のサポートツールとして活用: 単なる「当たる、当たらない」ではなく、心のサポートツールとしての役割を重視する。
② 依存しすぎない: 占いに人生の重要な決断を全て委ねるのではなく、参考程度に留める。
③ 楽しむ気持ちを大切に: 「今日の運勢はどうかな?」くらいの軽い気持ちで楽しむ。
④ 自己責任を忘れない: 最終的な判断は自分で行い、結果に対する責任も自分で取る。
占いとの健全な関係
占いは、精神的な安定を得て前を向いて進むきっかけになるのであれば、信じることも良いことだと思います。
大切なのは、占いに支配されるのではなく、占いを上手に活用すること。
心が疲れている時の癒しとして、迷っている時の背中を押してくれるものとして、占いとは健全な距離感を保ちながら付き合っていきたいですね。
自分らしい判断を
結局のところ、何を信じるか、どう行動するかは、あなた自身が決めることです。
他人の夢や予言に振り回されるのではなく、自分の人生は自分で切り開いていく。
占いは、そのためのちょっとした道しるべとして活用すれば良いのではないでしょうか。
あなたは、占いとどんな付き合い方をしていますか?
今回の騒動をきっかけに、改めて考えてみるのも良いかもしれませんね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
あなたらしく上手に占いと付き合うことで、前を向いて歩いて行くことができるきっかけにすることができますように。